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戦慄の輪舞曲 COMMAND C-026 青 発生 青/黒 2-2-0 U (戦闘フェイズ) カード1枚が得ているプラスの戦闘修正を、このターン、無効にする。 ♪(戦闘フェイズ) カード1枚が得ている、*とマイナスの戦闘修正を、このターン、無効にする。 特徴 支配 歌 出典 「マクロス7」 1994 戦闘修正を無効にする歌。二通りの使い方がある。 一つは、上段効果を敵軍ユニットや敵軍キャラに適用する使い方。これによって敵軍ユニットは素の戦闘力のみで戦闘を行う事となる為、圧倒的優位に立てる。 もう一つは、下段効果を自軍ユニットや自軍キャラに適用する使い方。突然愛・おぼえていますかや星間飛行などで戦闘力を下げられるor*にされると言った状況でも戦闘力が復活する。 また、どちらも「このターン」の一文がある為、この効果の解決後に得た戦闘修正も無効となる。なので、(なかなか無い事ではあるが)前もって解決しておいて奇襲に備える、と言った使い方も出来る。 このカードは、一旦戦闘修正を受けてから無効にする、という処理をする。その為、例えば下段効果を自軍ユニットに適用した状態で、そのユニットの防御力を越えるマイナスの戦闘修正を受けた場合、そのユニットは破壊される。その後、マイナスの戦闘修正は無効となるので、本来なら出来ない破壊無効も使用する事が出来る。
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ブリュンヒルデ EDIT
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The Final Frontier (新たなる未知へ) The Final Frontier (新たなる未知へ)概要 ミッション攻略 おまけ 動画 概要 すべての宇宙船のパーツを集めるとオメガからウィンドファームにある管理区画へ来てくれとメールが来る。 ムービーシーンへ。 ミッション攻略 ムービーシーンのみ。 おまけ オメガの倉庫 パーツよりオメガが作ったもの ①機械 ②宇宙の乗り物 スペースドッカー 動画
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CATEGORY Name="L04Final" Entry Name="AngelStatue" "What was mother like?"[br][br]"She was the most beautiful creature ever to grace this world."[br][br]"I can t remember what she looked like, no matter how hard I try."[br][br]"Her beauty was blinding, Justine. We could never dare to chain such memory to our minds. It would be too much to bear." /Entry Entry Name="FatherGrave" It all made sense, he thought, we all appreciate symmetry. Everyone is comforted by the causality of logic. It gives the impression of a grand plan and that we may be able to grasp the inner workings of this perfect universe.[br][br]You see, his wife had died while giving birth to his son. That is why he was able to forgive. His family was just giving in to the symmetry. /Entry /CATEGORY
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エロゲ名鑑ランキング 乙鯖民が好きなエロゲメーカーを投票によって決定します 間違っても編集で直接数値をいじったりなんてするなよ? 乙鯖民が選ぶ好きなエロゲランキング 2011年度版 順位 選択肢 得票数 得票率 投票 1 紫亜ちゃん 923 (40%) 2 くれよんちゅーりっぷ 917 (40%) 3 Fantasy Earth ZERO 101 (4%) 4 Steins;Gate 47 (2%) 5 沙耶の唄 31 (1%) 6 グリザイアの果実 30 (1%) 7 BALDR SKY 25 (1%) 8 鬼哭街 24 (1%) 9 素晴らしき日々 21 (1%) 10 El Shaddai -エルシャダイ- 14 (1%) 11 Steins;Gate 比翼恋理のだーりん 12 (1%) 12 SISTERS~夏の最後の日~ 10 (0%) 13 TERA 10 (0%) 14 カスタムメイド3D 10 (0%) 15 グリーフシンドローム 10 (0%) 16 Fate/stay night 9 (0%) 17 穢翼のユースティア 9 (0%) 18 神採りアルケミーマイスター 8 (0%) 19 3Dカスタム少女 7 (0%) 20 Rewrite 7 (0%) 21 FINAL FANTASY XIV 6 (0%) 22 大帝国 6 (0%) 23 AIR 5 (0%) 24 ランス・クエスト 5 (0%) 25 戦国ランス 5 (0%) 26 装甲悪鬼村正 5 (0%) 27 CHAOS;HEAD 4 (0%) 28 メビウスオンライン 4 (0%) 29 愛しい対象の護り方 4 (0%) 30 東方神霊廟 ~ Ten Desires. 4 (0%) 31 Hyper→Highspeed→Genius 3 (0%) 32 ラブラブル~Lover Able~ 3 (0%) 33 妹ぱらだいす! 3 (0%) 34 最終痴漢電車3 3 (0%) 35 猫撫ディストーション 3 (0%) 36 首都のチャH 3 (0%) 37 CLANNAD(エロゲ) 2 (0%) 38 Robotics;Notes 2 (0%) 39 その花びらにくちづけを 2 (0%) 40 もしも明日が晴れならば 2 (0%) 41 ドラゴンズクラウン 2 (0%) 42 姉は一級建築士 ~イケない構造設計~ 2 (0%) 43 現実 2 (0%) 44 直結 2 (0%) 45 ラブラブル~Lover Able~ 1 (0%) 46 リリカル♪りりっく 1 (0%) 47 天神乱漫 1 (0%) 48 失われた未来を求めて 1 (0%) 49 火葬パーティー 1 (0%) その他 投票総数 2312 コメント マジで作りやがった^^; -- 名無しさん (2008-11-04 11 34 41) すまん……何をどうとち狂ったのか、名称間違えた……_| ̄|◎「ボクの手のひらの中の楽園」ではなく「ボクの手の中の楽園」だ。 -- 名無しさん (2009-01-26 17 29 39) 修正したよ -- 名無しさん (2009-01-31 20 42 19) ごらんのありさまだよ -- 名無しさん (2009-02-09 04 53 07) CLANNADはエロゲじゃないよな? -- 名無しさん (2009-04-08 09 02 33) そんな細かいこと気にするなよw -- 名無しさん (2009-04-08 14 45 00) メーカーごとならちゃんと一つにしてやれよ あかべぇまとめるとランス抜かすぞ -- 名無しさん (2009-05-03 20 00 03) FEZがエロゲだと・・・!? -- 名無しさん (2009-05-23 02 45 17) マルタFEZはエロゲ。フェニ糞FEZはそのPS2移植版。 -- 名無しさん (2009-09-24 04 25 37) ファンタジーアースゼロってどんなエロゲ?誰か感想よろ -- 名無しさん (2009-09-27 21 37 48) おっぱいが揺れたりケツがプリプリしたりクリ掘りながら視姦したりするエロゲ -- 名無しさん (2009-09-28 03 31 06) FEZ伸びすぎワロタ -- 名無しさん (2009-11-01 01 52 06) http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/game/36194/1256670268/ -- 名無しさん (2010-03-24 05 39 12) Bネツマジパネェっす -- 名無しさん (2010-05-01 12 53 37) CLANNADはエロゲじゃねええええ -- 名無しさん (2010-10-05 14 00 48) とりあえず#tvote直しといた -- 名無しさん (2010-12-05 08 59 31) FF14は僕達にひどい事したよね(´・ω・`) -- 名無しさん (2010-12-12 23 05 05) これが運命石の扉の選択か -- 名無しさん (2010-12-24 16 52 19) 沙耶の唄はグロ要素の方が強いんじゃないのか -- 名無しさん (2010-12-25 21 55 53) あの程度でグロ要素が強いとか^^; 沙耶の唄は純愛ゲーですよ -- 名無しさん (2010-12-26 00 08 52) 恋と選挙ととチョコレート最高おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお -- 名無しさん (2011-01-03 15 26 40) シュタゲ最高だろjk・・・エロゲじゃねーけど -- 名無しさん (2011-01-04 19 39 30) シュタゲ()とか言ってるやつは大体池沼 -- 名無しさん (2011-03-11 00 26 13) せやな シュタゲ最高やな -- 名無しさん (2011-03-11 02 25 38) なんでオススメが入ってんだよwww -- 名無しさん (2011-04-11 11 50 12) もう2010年度終わったぞ -- 名無しさん (2011-04-12 01 28 48) 2011年度版も作ってくれよ -- 名無しさん (2011-05-10 10 42 50) fezはパンチラゲー -- 名無しさん (2011-05-25 22 35 45) シュタゲ最高() -- 名無しさん (2011-06-24 17 20 38) 鬼哭街リメイク版がアツい 18禁じゃないけどな -- 名無しさん (2011-06-27 02 03 24) シュタゲ言ってる奴は大体アニメだけだろ。エロゲやったことない奴が投票してんなよ。 -- 名無しさん (2011-08-06 16 20 24) そもそもシュタゲがエロゲじゃない件について -- 名無しさんさん (2011-08-14 19 56 34) ところがどっこい、去年のアニメ化発表前から既にシュタゲ入ってるんよ -- 名無しさん (2011-08-15 15 44 34) 今年出たエロゲ適当に追加しといた -- 名無しさん (2011-08-18 06 07 02) エロゲじゃないとか今更過ぎわろす それよりドラクラとか発売前のタイトル入ってる事の方がおかしいだろw -- 名無しさん (2011-08-22 22 35 38) SISTERSはシステムもテキストも何かもかもクソだけどそれを補って余りあるエロシーンのエロさで神ゲーだと断言できる -- 名無しさん (2011-11-03 07 27 47) 同意 -- 名無しさんさん (2011-11-20 09 14 31) 2012年度版はよ -- 名無しさん (2012-08-30 00 02 54) どこにも需要ねえだろwww -- 名無しさん (2012-11-06 18 00 58) 名前 コメント 上に戻る 過去ログ + 2010年度 乙鯖民が選ぶ好きなエロゲランキング 2010年度版 順位 選択肢 得票数 得票率 投票 1 Fantasy Earth ZERO 195 (21%) 2 Steins;Gate 97 (11%) 3 沙耶の唄 82 (9%) 4 FINAL FANTASY XIV 43 (5%) 5 El Shaddai - エルシャダイ - 39 (4%) 6 車輪の国、向日葵の少女 32 (3%) 7 CLANNAD 31 (3%) 8 FINAL FANTASY XI 31 (3%) 9 CROSS†CHANNEL 29 (3%) 10 Fate/stay night 27 (3%) 11 斬魔大聖デモンベイン 25 (3%) 12 暁の護衛 21 (2%) 13 3Dカスタム少女 18 (2%) 14 クドわふたー 18 (2%) 15 CHAOS;HEAD 15 (2%) 16 ラブプラス 15 (2%) 17 AIR 14 (2%) 18 ゴア・スクリーミング・ショウ 11 (1%) 19 処女はお姉さまに恋してる 11 (1%) 20 恋姫†無双 11 (1%) 21 恋と選挙とチョコレート 10 (1%) 22 月姫 10 (1%) 23 装甲悪鬼村正 9 (1%) 24 うみねこのなく頃に 8 (1%) 25 こんな娘がいたら僕はもう…!! 8 (1%) 26 最果てのイマ 8 (1%) 27 WHITE ALBUM 7 (1%) 28 らぶデス555! 7 (1%) 29 ドリームクラブ 7 (1%) 30 G線上の魔王 6 (1%) 31 東方Project 6 (1%) 32 Kanon 5 (1%) 34 planetarian ~ちいさなほしのゆめ~ 5 (1%) 33 Ragnarok Online 5 (1%) 35 エロゲなんてやった事ない 5 (1%) 36 水平線まで何マイル? 5 (1%) 37 吸血殲鬼ヴェドゴニア 4 (0%) 38 星空のメモリア 4 (0%) 39 鬼哭街 4 (0%) 40 ク・リトル・リトル ~魔女の使役る、蟲神の触手~ 3 (0%) 41 スマガ 3 (0%) 42 DUEL LOVE 恋する乙女は勝利の女神 2 (0%) 43 アマガミ 2 (0%) 44 エヴォリミット 2 (0%) 45 シャマナシャマナ 2 (0%) 46 モバゲータウン 2 (0%) 47 俺たちに翼はない 2 (0%) 48 塵骸魔京 2 (0%) 49 天使ノ二挺拳銃 -Angelos Armas- 2 (0%) 50 月光のカルネヴァーレ 2 (0%) 51 朧村正 2 (0%) 52 素晴らしき日々 2 (0%) 53 GREE 1 (0%) 54 ハウリングソード 1 (0%) 55 パーフェクトワールド 1 (0%) 56 現実 1 (0%) その他 投票総数 920 + 2009年度 乙鯖民が選ぶ好きなエロゲランキング 2009年度版 順位 選択肢 得票数 得票率 投票 1 Fantasy Earth ZERO 150 (23%) 2 エロゲなんてやったことない 62 (9%) 3 もしも明日が晴れならば 56 (9%) 4 恋姫†無双/真・恋姫†無双 38 (6%) 5 姫狩りダンジョンマイスター 32 (5%) 6 暁の護衛 25 (4%) 7 戦国ランス 24 (4%) 8 洗濯屋しんちゃん 21 (3%) 9 車輪の国、向日葵の少女/G線上の魔王 19 (3%) 10 魔法少女アイ参 18 (3%) 11 沙耶の唄 18 (3%) 12 白詰草話 15 (2%) 13 マブラヴシリーズ 14 (2%) 14 Fate/stay night(hollow ataraxia) 14 (2%) 15 おっぱい 14 (2%) 16 はじるす 13 (2%) 17 空を飛ぶ3つの方法 13 (2%) 18 永遠のアセリア/聖なるかな 11 (2%) 19 G線上の魔王 11 (2%) 20 BALDRSKY 10 (2%) 21 つよきす 8 (1%) 22 モエかん 7 (1%) 23 11eyes 5 (1%) 24 処女はお姉さまに恋してる 5 (1%) 25 BALDR FORCE 5 (1%) 26 CLANNAD 5 (1%) 27 CROSS†CHANNEL/家族計画 4 (1%) 28 ボクの手の中の楽園 4 (1%) 29 君が望む永遠 4 (1%) 30 姫騎士アンジェリカ~あなたって、本当に最低の屑だわ!~ 4 (1%) 31 ないしょ思春期 4 (1%) 32 18歳未満はエロゲなんてしちゃだめですよ 3 (0%) 33 ピリオド 3 (0%) 34 世界で一番NGな恋 3 (0%) 35 3次元 2 (0%) 36 君が主で執事が俺で 2 (0%) 37 Fantasy Earth ERO 2 (0%) 38 QUARTETT! 2 (0%) 39 おちんちん 2 (0%) 40 MAILDM@STER 2 (0%) 41 いたずラブ 1 (0%) 42 エヴォリミット 1 (0%) 43 妹に!スク水着せたら脱がさないっ! 1 (0%) 44 鎖-クサリ- 1 (0%) その他 投票総数 658 + 2008年度 2008年度版、乙鯖民お勧めのエロゲ投票所 順位 選択肢 得票数 得票率 投票 1 アリスソフト 49 (23%) 2 key 30 (14%) 3 アトリエかぐや 25 (12%) 4 一般人なのでわかりません 22 (10%) 5 Age 14 (7%) 6 戯画 13 (6%) 7 ゲームポット 7 (3%) 8 Nitro+ 7 (3%) 9 August 6 (3%) 10 キャラメルBOX 6 (3%) 11 XUSE 4 (2%) 12 CIRCUS 3 (1%) 13 Lerf アクアプラス 3 (1%) 14 みなとそふと 3 (1%) 15 ぱじゃまソフト 3 (1%) 16 ケロQ 3 (1%) 17 F C 2 (1%) 18 minori 2 (1%) 19 colors 2 (1%) 20 コットンソフト 1 (0%) 21 ビジュアルアーツ 1 (0%) 22 ぱれっと 1 (0%) 23 elf シルキーズ 1 (0%) 24 FlyingShine 1 (0%) 25 現実 1 (0%) 26 Lump of Sugar 1 (0%) 27 ゆずソフト 1 (0%) 28 D.O. 1 (0%) 29 ORBIT 1 (0%) 30 あかべぇそふとつぅ 1 (0%) 31 FrontWing 0 (0%) 32 ういんどみる 0 (0%) 33 アボガドパワーズ 0 (0%) 34 Littlewitch 0 (0%) 35 ミンク 0 (0%) 36 MOONSTONE 0 (0%) 37 Navel Lime Bazil 0 (0%) 38 ジェリーフィッシュ 0 (0%) 39 Studio e.go! 0 (0%) 40 NEXTON 0 (0%) その他 投票総数 215 順位 選択肢 得票数 得票率 投票 1 処女はお姉さまに恋してる 156 (10%) 2 炎多留 138 (9%) 3 永遠のアセリア 133 (8%) 4 姫騎士アンジェリカ~あなたって、本当に最低の屑だわ!~ 105 (7%) 5 Fate/stay night(hollow ataraxia) 99 (6%) 6 ファンタジーアース ゼロ 93 (6%) 7 沙耶の唄 86 (5%) 8 聖なるかな 78 (5%) 9 LIVE A LIVE 66 (4%) 10 遥かに仰ぎ、麗しの 60 (4%) 11 Theガッツ 57 (4%) 12 恋姫†無双 55 (4%) 13 モエかん 43 (3%) 14 BALDR FORCE 43 (3%) 15 DUEL LOVE 38 (2%) 16 戦国ランス 33 (2%) 17 ふぃぎゅ@ 24 (2%) 18 ×時雨× 23 (1%) 19 車輪の国、向日葵の少女(悠久の少年少女) 19 (1%) 20 刃鳴散らす 19 (1%) 21 戦女神ZERO 18 (1%) 22 家族計画 18 (1%) 23 大奥記 16 (1%) 24 CROSS†CHANNEL 15 (1%) 25 ウィザーズクライマー 14 (1%) 26 超昂閃忍ハルカ 14 (1%) 27 腐り姫 14 (1%) 28 同級生 14 (1%) 29 戦乙女ヴァルキリー2 13 (1%) 30 ぷる萌えンジェル アイドルあいこ 12 (1%) 31 マブラヴオルタネイティブ 11 (1%) 32 つよきす 11 (1%) 33 AIR 11 (1%) 34 君が望む永遠 10 (1%) 35 G線上の魔王 9 (1%) 36 あかね色に染まる坂 2 (0%) 37 アイスクライマー 1 (0%) その他 投票総数 1571 ページトップへ
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「咆哮 -Final Game 5-」 【内容】 ハルヒが世界改変しかけるもアーチャーが止める 無限の剣製にジ・エーデル閉じ込め時間稼ぎ この間に若干立て直す アーチャー死亡剣製解除 【アーチャー@Fate/stay night 死亡】 [残り14人] 256:瓦解 -Final Game 4- ジ・エーデル・ベルナル 256:転機 -Final Game 6- 256:瓦解 -Final Game 4- 遠野志貴 256:転機 -Final Game 6- 256:瓦解 -Final Game 4- 黒崎一護 256:転機 -Final Game 6- 256:瓦解 -Final Game 4- 涼宮ハルヒ 256:転機 -Final Game 6- 256:瓦解 -Final Game 4- 美堂蛮 256:転機 -Final Game 6- 256:瓦解 -Final Game 4- 藤井蓮 256:転機 -Final Game 6- 256:瓦解 -Final Game 4- 鬼柳京介 256:転機 -Final Game 6- 256:瓦解 -Final Game 4- カズマ・ア―ディガン 256:転機 -Final Game 6- 256:瓦解 -Final Game 4- 東風谷早苗 256:転機 -Final Game 6- 256:瓦解 -Final Game 4- アーチャー 256:転機 -Final Game 6- 256:瓦解 -Final Game 4- トゥーサン・ネシンバラ 256:転機 -Final Game 6- 256:瓦解 -Final Game 4- 羽瀬川小鳩 256:転機 -Final Game 6- 256:瓦解 -Final Game 4- 黒猫 256:転機 -Final Game 6- |256:瓦解 -Final Game 4-|ヨハネ・クラウザーⅡ世|256:転機 -Final Game 6-
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Part73-390~391 390R-type final22022/01/02(日) 19 15 01.39ID b9FTWWxa0 ラストダンス計画(R-type final)によって開発された「R-99ラストダンサー」 本機によってバイドとの戦いに終止符が打たれた。 その後、技術・記録の保持・継承を目的とした歴史の編纂が行われる事になった。(R-100カーテンコール開発) そして責任者(プレイヤー)には成功報酬?としてゲーム中に表示されるタイトル名の変更権が与えられる。 つまり本作のステージは新たに公開された戦闘記録による再現。といった感じ。 ステージ5のボス直前に4つのアイテムが放出されどれを取ったかにより残り2ステージが3つに分岐。 4つなのに3ルート?と思うがアプデで最終的にfinal3になる予定だそうなのでその内追加されるかも。 391R-type final22022/01/02(日) 19 38 05.08ID b9FTWWxa0 墓場ルート 洞窟を抜け過去に撃墜された膨大な量のR戦闘機の残骸が流れ着く次元空間に出る。 そこに居たのは残骸を取り込み成長する蛞蝓の様なバイド?だった。 ED バイドとの最終決戦といわれる時期の戦い。 公式記録によると帰還成功した機体、及びパイロットは一機のみと記録されている。 夕焼けルート 謎の遺跡を調査していたが気が付くとバイドになっていた。 地球に戻ろうとする自機の前に立ち塞がる防衛艦隊が現れる。 ED 防衛艦隊を壊滅させ地球に降下すしたバイドは暫し洋上に佇み、また宇宙に飛び去った。 軍はバイドの地球降下を隠蔽する為、「艦隊は旗艦の動力炉暴走事故に巻き込まれ消滅。」と発表した。 「驚愕する」ルート バイド本星に乗り込み根源と思われる巨大な瞳孔を破壊する。 ED 「バイドの根源を撃破」この通信を送った者が戻って来ることは無かった。 392R-type final22022/01/02(日) 19 47 36.70ID b9FTWWxa0 おまけ 一部の機体は開発にパスワードを要求されるが、パスワード自体はゲーム中では明かされない。 なのでここに記入しておく No.3 R-9A3レディ・ラブ loveandpeace No.24 R-9Bストライダー granzella No.59 TP-3ミスター・ヘリ mrheli
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FINAL DOOM 【ふぁいなる どぅーむ】 ジャンル FPS 対応機種 MS-DOS 発売元 GT interactive 開発元 team TNT 発売日 1996年6月17日 定価 498円(Steam) 配信 Steamにてオンライン販売中(*1) 判定 なし ポイント 『DOOM』旧作最終作品極悪難易度の全64レベル追加要素はない DOOMシリーズ 概要 ストーリー ゲームシステム 評価点 問題点 総評 余談 概要 絶大的な人気を博したFPSフランチャイズであるDOOMシリーズにおいて、2004年の『DOOM 3』リブートまでの旧作シリーズ最後を飾った作品(*2)。 DOOMの『WAD』と呼ばれるオリジナルマップMOD製作で腕を磨いた精鋭揃いのコミュニティ「team TNT」がid Softwareに接触したことによりid Software公認のDOOM シリーズの一つとなり、「DOOMシリーズの最終章にして、DOOM IIを遊びつくしたプレイヤーへの挑戦状」としてスタンドアローンで発売された。 『TNT Evilution』と『Plutonia Experiment』の2エピソードが存在し、レベルは前作『DOOM II Hell on Earth』同様にそれぞれ通常30レベル+シークレット2つ。合わせれば合計64レベルにもなる長編となっている。 ストーリー TNT Evilution 悪魔の地球侵攻事件から数十年と過ぎた未来。 別次元ゲートの実験を再開したUACは、木星衛星上に建設した実験場で万全の警備の元研究を行っていた。 ゲートの向こうから襲い来る軍勢は万全の状態で待機する海兵隊によって全滅し、火星事故の再来を防ぎつつ計画は順調に進められていた。 数ヵ月後のある日。予定より早くやってきた毎年の補給船を確認し着陸許可を出したレーダーオペレーターは、その機影が異常に大きいことに気付く。やってきた宇宙船は補給物資を搭載したものではなく、腐敗した肉と骨で構成された地獄の軍勢の宇宙船だった。 歴戦の海兵隊員である主人公が基地へ戻ると、既に内部は悪魔に掌握された後だった。部下や仲間の復讐を誓い、主人公は単身悪魔に闘いを挑む。 The Plutonia Experiment 悪魔の地球侵攻時に経営者ごと壊滅したUACはその後再建され、悪魔に対抗し得る兵器の開発を行っていた。 木星基地の壊滅を期に「ゲートに干渉して封鎖を行う装置」の開発が行われ、研究の末に「量子アクセラレータ」という画期的なデバイスが完成、これを巡って再び地獄からゲートが開かれるが、量子アクセラレータにより即座に封じられ、装置の有用性が実証される。 量子アクセラレータが実用化・量産されれば、現在の手段では侵攻が不可能になってしまう。焦った地獄は最大規模となる7つのゲートを繋ぎ、地球への同時侵攻を開始、アクセラレータの処理量を上回る物量作戦により再度の地球侵攻を図る。 1時間のうちにアクセラレータは6つのゲートの遮断に成功。しかし最後のひとつには間に合わず、呪術によってゲートを操る古代のデーモン「ゲートキーパー」の干渉によってゲートは維持された状態となってしまう。 量子アクセラレータが奪われれば、人類に未来はない。近所のビーチでバカンスを満喫していた海兵隊員は召集を受け、ゲートキーバーを倒すべくコンゴのUAC基地へ向かう。 ゲームシステム 基本的なゲームシステムは『DOOM II Hell on Earth』と同様。 1エピソードにつき全30ステージ+隠しステージ二つの合計32ステージ構成。一応章ごとの区切りは存在するが、順番にミッションを進める方式となっておりエピソードを個別にプレイすることは不可能。 新規武器や新規アイテムはなく、すべての要素は『DOOM II』にあったものを使用している。 評価点 当時最高峰のファン職人による、歯応えのあるマップたち 日本のゲームで例えるならファンメイド版『スーパーマリオブラザーズ2』に相当する立ち位置となっており、DOOM IIをクリアしたプレイヤーであることが前提の歯応えある難易度となっている。地形もダイナミックに変化するものや非常に複雑なもの、パズルの仕込まれたものなど一筋縄では行かない内容となっており、特に意図的に難易度を高めて設計されたThe Plutonia Experimentはまさに「挑戦状」と呼ぶに相応しい出来。 クリア不可能なマップならば誰でも作れるが、そこはwad職人team TNTの腕の見せ所。歯応えはありつつも決してクリアを想定していないような代物ではない。幾度と無いトライ&エラーの後にゴールへ辿りついた時の達成感はある。 Plutoniaに関しては、今までに無かったマップを作りたいという制作者の想いがあったようで、独創的なマップデザインや仕掛け(*3)が多く盛り込まれている。迷路の中を複数のアーチバイルが彷徨うMAP11などはファンの間では伝説的な存在になっており、WAD職人に与えた影響も大きい。 「TNT evilution」には新規のBGMが複数収録されている。いずれも良曲揃いであり、ファンメイドの作品にも多用されている。 全64レベルの大ボリューム 実質DOOMエンジン(id Tech 1)を利用した新作二本立てとも言えるボリュームとなっている。もっともエンジン内容やグラフィック、敵種類などはDOOM IIと同一であり、後述の理由から会社側で正式開発したのはPlutoniaのみとなっている。 問題点 追加要素が皆無 流石に同一エンジン&システム、同一グラフィックの三作目となればマンネリは避けられず、その打開策足り得るような『DOOM II』には存在した新要素が本作には存在しない。マップも独自性はあるものの、テクスチャの多くが使いまわされているため代わり映えがしない。 ファン・MODコミュニティが活発化していたが故の弊害 1996年当時はDOOM IIファンコミュニティが非常に活発だった時代であり、日々多くのプレイヤーがオリジナルマップや本編改造データ、それらを統合したオリジナルFPSを製作していた。当時既に「Aliens TC」(*4)や「Zombies TC」などグラフィック改変による見た目の別ゲー化が当たり前だったDOOMファンコミュニティにしてみれば『FINAL DOOM』程度の代物は「ネット上でタダで好きなだけダウンロードできるもの」でしかなく、ファンコミュニティの高度化が結果として本作の価値を限りなく下げていた。 コミュニティMOD作品の有償販売 本作のエピソードの片方「TNT evilution」は、巨大WAD製作コミュニティである「team TNT」によってネット上で無償配布が予定されていた完成済みWAD作品をid Softwareとの間で販売契約を締結し、id Softwareが商用作品としてリリースしたという経緯がある。あくまでteam TNTメンバーとは販売契約を結んだ上だというものの「元々無償で公開されるはずのファンメイドMODを、公式が完成後に買い取って有償で販売した」として論争が巻き起こることに。 結局その後「The Plutonia」を追加し二本立てで『FINAL DOOM』として販売されたのだが、ファンサイトの一つDoomworldでは「悪名高いWADトップ10」の第五位に本作が挙げられるなど、id Softwareとファンコミュとの対立が浮き彫りとなった。 総評 傑作FPS『DOOM II Hell on Earth』の更なる続編的位置づけとして登場した別マップ版。 難易度はかなり高く歯応えのある作品であり、マップの出来栄えを評価する声は見られる。 ところが公表~販売までの経緯からDOOMコミュニティでは「金の無駄」と猛反発を食らった挙げ句、その6日後に『QUAKE』が発売されたことで本作は完全に忘れ去られることとなった。 現在ではSteamにて『DOOM II』に同梱される形で販売されており、価格も約500円と非常に安価。 また、『GZDOOM』を初めとした多くのファンメイドDOOMエンジンとの互換性もあるため、DOOM II本編を遊びつくしたプレイヤーであれば本作に手を出すのも悪くはないだろう。 余談 追加要素がないという都合上、本作のラスボスである「デーモンスピッター」「ゲートキーパー」両者のデザインは前作ボスである「罪の聖像」をそのまま流用している。 前作ボスには開発段階でメンバーから「罪の聖像」という名前が付けられていたものの、公式発表においては「ダーク・ワン(公式ガイド)」「デカい悪魔(エンディングメッセージ)」などと名称がばらばらだった。現在では羊型巨大悪魔として「罪の聖像」で統一されており、本作で用いられた二つの別名は使われていない。 本作を販売したGT interactiveは後にBuildエンジンを用いた『NAM』『World War II GI』という二本の2DFPSを販売している。ちなみに、両方を開発したのは「TNT team」。TNT teamは1997年に結成された『Duke Nukem 3D』のファンコミュの一つであり、team TNTとは何ら関係が無いが名前が紛らわしいので混同されることもある。 しかしながら『NAM』の製作経緯は「TNT teamの開発したファンメイド『プラトーン』MODを公式が買取り、オリジナルゲームへ変更して発売」というもので、これまた本作と似通っている。 「Plutonia」は、強敵チェインガンナーが非常に多く登場することで有名であり、難易度「Ultra-Violence」以上だと総数704ものチェインガンナーが配置されている。そのため、チェインガンナーで画面を埋めつくす画像や動画が作成されたり、「MAP11はチェインガンナーが登場しない唯一のマップ」とネタにされたりする。
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子供達の話し声で姦しい道重邸のリビング。 いつものようにノートパソコンを眺めていたさゆみが、そっとため息をつく。 それは、周囲の喧騒にかき消されるくらいほんの小さいものだったのだが。 「珍しいですね道重さんがため息だなんて。何がありましたか?」 「相変わらず目ざといね、はるなんは」 パソコンを閉じながら、さゆみが苦笑する。 「そんな大したことじゃないんだけど、ちょっと面倒なことを押し付けられちゃってさ」 「道重さんに面倒を押し付けるなんて、この世の中にそんな相手がいるんですか!?」 「まあ生きてれば、どうしても色々しがらみってのは避けられないものだからね。 知っての通りさゆみは面倒くさいのが大嫌いだから、 困ったもんだと思わずため息もこぼれたわけだけど」 「面倒な困りごとといえば、こっちの今の状況もなかなかのものですけどね」 春菜の言葉に反応したかのように、駄々をこねるような声がリビングに響き渡る。 「あ~もう! つまんないつまんないつまんないつまんないつまんない!!!!!」 「うっさいなホントに。そんなに大声で連呼しなくてもよく聞こえてるって」 「せっかくの夏休みなんだから、みんなでどこか遊びに行こうよ!!」 「そんなこと言っても、みんなそれぞれ宿題だったり魔法の研究だったり、 夏休みでも忙しかったりするんだからさ。気持ちはわかるけどそんな簡単じゃないんだって」 「しょーがないからうちらが一緒に遊びに行ってあげるから。 どこがいい? 海辺? それとも展望スペースでも行く?」 「そんないつでも行けるとこなんてつまんないし! せっかくの夏休みなんだから今まで行ったことない場所じゃないと! それに行くんならみんな一緒にじゃなきゃ駄目だから!!」 高ぶった声を上げる優樹をどうにかなだめようとする遥と亜佑美だったが、 明らかに持て余している様子なのが傍目からもはっきりと見て取れた。 「なんか随分こじらせちゃってるねぇ」 「この頃ずっとまーちゃんのことをかまってあげられなかったから、 その溜め込んだ不満がついに爆発しちゃったようなんですよね」 「確かにこれは、なかなかの困った状況かもしれないけど……」 そこで言葉を切ったさゆみが、こめかみに人差し指を当ててしばらく思考を巡らせると、 そして何か閃いたかのように意味ありげな笑みを浮かべた。 「ねえはるなん。面倒ってのはさ、1つあるだけでも苦労するけど、 その面倒がもし2つになったらどうなると思う?」 「常識的に考えれば苦労が2倍になるんじゃないですか?」 「まあ普通はそうだよね。でもその2つの面倒を上手に掛け合わせると、 案外うまくいくなんてこともあるかもしれないよ」 ○ 「もう! みんな遅いってば~!!」 先頭をズンズン歩いていた優樹が振り向くと、待ちきれないように声を上げる。 山間の緩やかな上り坂を、総勢8名の少女達がそれぞれの速度で歩を進めていた。 なかなか全員の予定を合わせるのが難しいとは言っていたのだが、 さゆみより「今まで行ったことのないとっておきの場所に連れて行ってあげるから」と 誘いを受けたため、みんなして一も二もなく集まることとなったのだ。 「優樹ちゃんが逸る気持ちはわかるけど、はぐれたら大変だからあまり急ぎすぎないでね」 「はーい!」 「でもなんで聖ちゃんが仕切ってるの?」 「それはね! 今日の企画が譜久村聖プレゼンツだから!!」 キラーン☆とドヤ顔を決める聖。 「よくわからないんだけどね。道重さんは後から合流するからって、 今日の仕切りは聖がするように言われたんだ」 「心配しなくても、私と生田さんが譜久村さんのフォローをしますから」 「はるなんはともかく、えりちゃんのフォローじゃ逆に心配になるけどね」 香音の憎まれ口に周囲から笑い声が上がり、衣梨奈が膨れっ面になる。 「道重さんは今まで行ったことのないとっておきの場所って言ってたけど、 でもなんで裏山なんですかね? 裏山なんて今までに散々探検し尽くしてるから、 これ以上知らないとこなんてもうなさそうだけど」 「それはこれからのお楽しみ。まあ聖も道重さんから指示をもらってるだけだから あまり詳しいことはわからないんだけど。ああそうそう……」 遥の疑問に答えた聖が、思い出したように付け加える。 「今日のサマーキャンプでは基本的に魔法の使用は禁止だからね。 自分のことは自分自身の力で何とかしなさいって、道重さんからのお達しだから」 「うん、それは大賛成! あたしも聖ちゃんも、みんなのように魔法が使えなくていつも寂しい思いをしてるんだから、 たまにはあたし達と同じ条件で苦労してもらわないとね」 聖に真っ先に同調する香音の勢いに押されて、 これには他のみんなも内心はどうあれ素直に頷くしかなかった。 そこからしばらくみんなで騒がしくお喋りしながら歩き続け、 山道から少し外れたところに立ち並ぶ2本の老木の前で聖が足を止める。 それは一見どこにでもあるような樹木に思えたが、よく見ると 伸びた2本の幹が上の方で絡み合い、ついには1本に繋がってしまっていた。 聖は緊張した面持ちで一つ深呼吸をし、さゆみから預かった凝った意匠の指輪を掲げる。 すると、不思議な樹木はうっすらと光を放ち、そして何事もなかったように元に戻った。 「これでいいはずだけど……」 ちょうど人が一人通れるくらいの2本の樹木の間を、聖を先頭にみんなが潜り抜ける。 特に周りの風景に変化が感じられたようには思えなかったが、 そのまま細い獣道を進んでいくと、見覚えのない短いトンネルが姿を現した。 古びたトンネルの中は薄暗く独特の雰囲気があり、 今はまだ昼間のため出口からの陽光もしっかりと確認でき別段の問題はないものの、 おそらく夜は通るのが躊躇われるだろうなとは容易く想像ができた。 総勢8人もいる心強さもあり、みんなでワーキャー大げさに騒ぎながらトンネルを抜ける。 すると、その先には今まで見たことのない景色が広がっていた。 山間の拓けた広場。どこからか小川のせせらぎが聞こえてくる。 そして広場の中央には、丸太造りの立派なロッジが建っていた。 「裏山の中にこんな場所があったなんて、えり全然知らんかった!」 「というかここは本当に裏山なんじゃろうか……」 「確かにちょっと気になりますけど、まあ細かいことはいいんじゃないですか」 それぞれが感嘆の声を上げる中、聖がみんなをロッジへと促す。 ふんわりと木の香りが感じられるロッジはシンプルながら居心地のいい雰囲気で、 荷物を置いた一行はここでようやく一息つくことができた。 「ねえみんな、ちょっと来て!!」 その時、ロッジの中を率先して探検していた優樹が部屋の奥から声を上げ、 みんな何事かと慌てて優樹の元へと集まる。 「あれ……」 優樹が指差した先。窓際に設置されたソファの上には、 なんと見知らぬ少女が気持ちよさそうに寝息を立てていた。 予想もしていなかった光景に、ざわめきとともに顔を見合わせる一同。 その異様な雰囲気が伝わったのか、少女はゆっくりと目を開くと、 いかにも眠たげにソファから身体を起こし、そしてみんなの顔を見回した。 明らかに寝ぼけ眼で、よく状況を把握できていない様子で周囲を見渡す少女。 プクっと柔らかそうなほっぺが印象的な、まだ女性らしいくびれとは無縁の、 いかにも健康優良児の女の子という表現がピッタリとくるような可愛らしい少女に、 優樹が興味津々な様子で声をかける。 「えっと、あんた誰?」 「あたし……リベット」 「なんでこんなことにいるの?」 「あたし……。あたし、遊びたい!」 予想外の強い意志を感じさせる声音と、そして予想外の願望。 だがそれに驚く間もなく、さらに力強い一言が間髪入れずに返された。 「うん! 遊ぼう!!」 状況が全く把握できていない中での優樹の即答に、戸惑いが広がる。 それを打ち破ったのは、場違いなまでに朗らかな聖の呼びかけだった。 「じゃあ、リベットも一緒にみんなで思いっきり遊びまくろう!!」 仕切り役である聖の後押しに、リベットの表情がパッと華やぎ、 その場の空気も一気に和やかなものとなる。 「じゃあ、行こ!」 「うん!」 満面の笑みでリベットに手を差し伸べる優樹。 そして2人を先頭に、みんなでロッジの外へと駆け出していった。 「譜久村さんは、あのリベットって娘のことをご存じだったんですか?」 さっそくロッジの外で鬼ごっこに興じる楽しげな声が響く中、 そこには加わらず聖、衣梨奈とともにロッジ内の最終確認をしていた春菜が問いかける。 「ううん、全然。 でもね、道重さんに事前に言われてたんだ。 今日は優樹ちゃんのやりたいように遊ばせてあげてねって。 だからきっと、リベットがこの場所にいることも、一緒にみんなで遊ぶってことも、 道重さんの計画の中に含まれてるんだろうなと思って」 「あーね。ところであのリベットって、何となく道重さんに似てると思わん?」 「うん! 聖もそれ思った! あの娘ってもしかして道重さんの親戚とか姪っ子だったりするのかな」 「どうなんでしょうね。もしかしたら道重さんも一緒に遊びたくて、 あの姿に変身してる……なんてことがあったら面白いですけど」 「ハハハ、まさかとは思うけどあり得なくもないかも」 「もし里保にベッタリくっついてたら本気で疑ってかかった方がいいかもしれんね」 そんな軽口を叩きながら室内を見て回った3人は、 遊びに使えそうな道具がいくつか無造作に置いてあるのを発見し、 これは色々楽しいことになりそうだと満足げに顔を見合わせた。 ロッジを出た聖達が外で盛り上がっていたみんなと合流すると、子供の特権というべきか 軽く遊んだだけなのにリベットはもうすっかりその場の雰囲気に溶け込んでいた。 「いいもの持ってきたよ~!!」 聖の掛け声に、集まってきた一同から歓声が上がる。 聖が手にしていた物。それはシャボン玉のおもちゃだった。 「それなあに?」 「リベットはシャボン玉知らないの? じゃあまさが見本を見せてあげるね」 大きめのシャボン玉が作れるおもちゃを手に取った優樹が、 シャボン液をつけてフーッと息を吹きかける。 「わぁ……!!」 次々と連続して生み出されるシャボン玉が風に靡いて周囲に広がっていき、 それを見たリベットが目を輝かせた。 「こんなこともできるよ!」 おもちゃを前方に突き出した優樹がその場で回転すると、 今度はその動きに合わせてシャボン玉が優樹の周りを取り囲むように生成されていく。 「まだまだこんなことだって!」 優樹に対抗するように、亜佑美がおもちゃを掲げると全速力で走りだす。 亜佑美の後を追うように見事にシャボン玉が列をなしていく……はずだったのだが、 シャボン液が足りなかったためか最初に2、3個できただけで終わり、 そのあっけなさに苦笑にも似た笑いが漏れる。 「どう? すごかったでしょ! ……ってなんでみんな変な笑いしてるんのよ」 そして、そんなことも露知らずに駆け戻ってきた亜佑美のドヤ顔に、 更なる笑いが巻き起こった。 「最後のヤツは失敗例として、リベットもぜひやってみなよ」 香音からシャボン玉のおもちゃを手渡されたリベット。 最初は恐る恐るだったが、自分の吹く息に合わせてシャボン玉ができるのを確認すると、 すぐに夢中になって唇をとがらせながらシャボン玉を作り出していった。 「可愛い……」 思わずこぼれる聖の呟きはもはやお約束に近いとはいえ、 今回ばかりは他のみんなも同意せざるを得なかった。 もちろんリベット自身の愛らしさもさることながら、 シャボン玉で戯れる少女という姿が何とも言えず絵になっている。 きっとさゆみがこの場にいたなら、盗撮の魔法で連写しまくること必至だろうと、 なんの疑いもなく思えてしまうくらいに。 続いてリベットが、おもちゃを前方に突き出してその場で回転する。 優樹の時と同じようにリベットの周りをシャボン玉が取り囲み、 これもまたリベットの愛らしさを一層際立せることとなった。 ゆっくりと漂いながら落ちていくシャボン玉は、ついに地面へと到達し壊れて消える。 ……はずだったのだが。 不意にリベットの周囲の地面より緩やかな上昇気流が巻き起こり、 シャボン玉が一気に上空へ吹き上げられた。 何事かと訝しむ余裕もなく、そしてシャボン玉がゆっくりとリベットの元へ降り注いでいく。 「綺麗……」 口を半開きにして目線を上に向けながら、リベットがシャボン玉へとそっと手を伸ばす。 七色の光を放つシャボン玉の海原に包まれた少女。 それはまさにため息の出るような幻想的な光景だった。 声もなくウットリと見守っていた聖だったが、ふとあることに気づいて里保に目を向ける。 すると、その視線に気づいた里保がいかにもなドヤ顔を決めると、わざとらしく目を逸らした。 ――なるほど、そういうことだったかぁ ようやく腑に落ちた聖だったが、その粋な演出に免じて、 魔法禁止の原則を破った里保の行動には黙って目をつぶることにしたのだった。 ひとしきりシャボン玉で遊んだ後は、ロッジの近くを流れる小川を 上流組・下流組と2手に分かれて散策することになった。 「わー! お魚さんがいっぱい!」 「いくら浅いといっても川に入っちゃダメだよ!」 緩やかな流れの小川は水が澄み、ゆったりと泳ぐマスの姿がそこかしこで確認でき、 目を輝かせて川にいきなり足を踏み入れようとしたリベットを里保が慌てて制止する。 「ハルも魚釣りしたかったなぁ」 「しょうがないよ釣竿が2本しか見つからなかったんだから。 それに誰が釣竿を使うかのジャンケンで負けたのはくどぅーでしょ」 「まーそうなんだけどさ。 代わりにバケツだけ渡されても、これで魚を掬えるわけもないんだし」 釣竿が使えないことに愚痴をこぼす遥とそれを宥める春菜。 この4人が下流探索チームだった。 「でもこれだけの数がいるんだから、上手くやれば手づかみで捕まえられないかな?」 「やりた~い!」 「それはちょっと魚のすばしっこさを舐めすぎでしょ」 「いや、そのまま無策でだと難しそうだけど、 あっちの浅瀬に追い込めば案外手づかみもいけそうじゃないですか?」 こうして、春菜が策を練り、4人でマスの手づかみに挑戦することとなった。 「ひゃー冷たい!」 靴を脱いで川の中にそっと足を沈めた春菜が、黄色い声を上げる。 よろよろと歩くその後ろから遥がそっと近づき、 軽く背中を押したことで更なる悲鳴が上がった。 「キャー! こら!!」 そんな風に川の中でふざけながらも、春菜の指示でまずは4人が並んで バシャバシャと音を立てながら歩き、多くのマスを浅瀬に追い詰めることに成功する。 だがそこからが大変だった。 ギリギリまで迫っても最後の最後でスルリと逃げられ、 なかなか捕まえるところまではいかないのだ。 そんな中、遥が土手の窪みに追い込みようやく一匹の捕獲に成功したことを皮切りに、 みんな徐々にではあるもののコツがわかってきた。 「アアアア゛ヌルっとしてる~」 マスを掴んだ里保から普段は出さないような変な声が漏れ、周りから笑いがおきる。 それでも最後にはどうにか捕獲でき、続いて春菜も疲れてきたマスをあっさりと捕まえ、 しばらくするとバケツの中もいい具合に獲ったマスの数が増えてきた。 「リベットは捕まえられた?」 「捕まえてない……。だってヌメッとしてるんだもん」 しょんぼりと肩を落とすリベットの姿を見て、春菜が遥に目くばせする。 「ほら、あの魚が弱ってるから捕まえてごらん!」 リベットが両手で包み込むようにしてマスを捕らえようとするが、 スッと躱されて逃げられそうになる。 そこで遥がこっそりと呪文を唱えながら掌を払うと、 小さな波が起こって魚が跳ね、リベットの手の中にスッポリと収まった。 「キタ!!」 ついにリベットもゲットできたことで周りから歓声が上がる。 捕らえたマスを数えてみると、全部で20匹もの収穫があった。 「一匹しか獲れてないけど……」 「じゃあ今度やる時はもっともっといっぱい獲ろうね」 「……うん!」 嬉しさと悔しさがない交ぜになったような口調で呟くリベットに、 春菜がやさしく声をかけ、ようやくリベットの表情にも明るい笑顔が灯った。 ○ ロッジに戻り上流探索チームと合流すると、上流組は衣梨奈と亜佑美が釣ったマスが5匹と、 そして聖がなぜか大きなスイカを抱えていた。 「このスイカ、川の中で冷やされてたんだ」 「じゃあ早くみんなで食べましょう!!」 「その前にスイカ割りをするって、さっき話してたでしょ」 スイカ好きの亜佑美ががっつくのをあっさり香音に制止され、 そこからみんなでスイカ割り大会が始まった。 タオルで目隠しをし、バットに頭をつけながら5回まわる。 それだけで予想以上にバランス感覚が崩れるもので、よろめいて派手に転んだり、 ワザと的外れの場所に誘導したり、衣梨奈に対しては誘導の声をかけず沈黙を保ち 怒った衣梨奈がバットを振り回して悲鳴が上がったり、 遥には里保が後ろからカンチョ―するなど、みんなやりたい放題で広場に笑いが溢れる。 そして次はリベットの番となった。 リベットにはあえて英語で誘導してみようという提案も出たが、 まともに英語を喋れる人間がこの場にはいないことに気づき残念ながら断念する。 「右! 右!」 「オーライオーライ!」 「OK!」 的確な指示によりスイカの前までたどり着いたリベットが、 高々とバットを振り上げ力強く振り下ろした。 バットは鮮やかに命中し、スイカは見事に真っ二つ!! ……になるかと思われたが、バットの勢いにスイカはなんと大きな爆発音とともに 粉微塵に吹き飛び、それどころか地面にたたきつけられたバットまでもが、 柄の部分を残して粉々に砕け散っていた。 「…………」 あまりに衝撃的な光景にみんな言葉を失う中、目隠しを取ったリベットが スイカの破片を見て、顔をクシャクシャにして涙を目元に溜めていく。 それを救ったのは、最初にショックから立ち直った優樹だった。 「すごーい! ねぇ今のどうやったの? まさもあんな風にボカーンと爆発させてみたい!!」 「えっ?」 リベットの元に駆け寄って興奮気味に肩を揺さぶる優樹に、 まさか賞賛されるとは思ってもいなかったリベットが泣くのも忘れて動きを止める。 「じゃ、じゃあまだ食べる用のスイカは準備してるから、お腹いっぱい食べよう! スイカだけじゃなくて、これからみんなでバーベキューをするよ!!」 その間隙をついて聖が強引にバーベキューへと誘導したことにより、 リベットも含めてみんなから大きな歓声が上がり、 どうにか泣きだされることだけは回避できたのだった。 ○ みんなで嬉々としながら、バーベキューの準備を進めていく。 「こういうの大好き」 「自分鉄板とか似合っちゃうからなぁ」 主に鉄板係となっていたのは衣梨奈と亜佑美の2人。 一方で遥は網の前に陣取り、獲ったマスを率先して焼いていた。 「美味し~い!」 「お肉がすごいジューシーだよ」 「このカボチャも甘くてホクホクしてる」 「魚の身が柔らかくてフワフワ!」 鉄板と網で次々と焼かれる肉や魚などを、みんなでもりもりと食べ続ける。 「よっしゃー焼きそば作ってやるぜ!」 衣梨奈が気合を入れ直し、鉄板に麺を投入した。 「リベットもあれやってみたい!」 「大丈夫?」 「あたしの監督のもと作らせるから心配ないって」 喜び勇んで鉄板の前に立ったリベットが、亜佑美の指示を受けながら食材を焼く。 脚を大胆に開いて腰を落とし、ヘラを両手にして捌く姿は、意外なほど堂に入った様子だった。 「鉄板少女リベット! 鉄板少女リベット!」 「いやそれだと何にもかかってないから意味不明だって」 一人ニヤつきながら不思議な呟きを漏らす春菜に、香音の冷静なツッコミが入った。 「焼きそばできたよ~!!」 無事完成した焼きそばをお皿に盛りみんなで頬張ると、そこかしこで感嘆の声が上がった。 「うーん美味しいね」 「これリベットが作ったの? すごいじゃん!」 「ホガホゴハンゴ……」 みんなに褒められ照れ笑いを浮かべながらリベットが嬉しそうに言葉を返したが、 口の中に焼きそばが詰め込まれていたため何を言ってるか全くわからず、 可愛らしいその姿に周りから暖かな笑いが広がった。 ○ お腹いっぱい食べ終えた頃には辺りもいい具合に暗くなってきており、 そこからみんなで花火をすることとなった。 それぞれが手持ち花火に火をつけ、鮮やかな閃光に悲鳴のような歓声が上がる。 勢いの激しいタイプの花火に腰が引け、情けない姿を笑われる遥。 花火を持ったまま走り回り8の字に振りまわす優樹。 「まーちゃん魔法使いみたい!」 「♪マハリ~クマハ~リタヤンバラヤンヤンヤン!」 「いや、みたいじゃなくて元から魔法使いでしょうが」 それぞれ盛り上がる中、ただ一人その輪に加わらずションボリする姿があることに聖が気づいた。 「リベットは何でやらないの?」 「怖いから……」 弱々しい声で肩をすくめるリベット。 「大丈夫、ちゃんと遊び方を間違えなければ怖くないけん」 みんな集まってリベットを励ましながら、衣梨奈が火をつけた線香花火を手渡してやる。 おっかなびっくり手に取ったリベットだったが、慎ましやかに爆ぜる火花に 徐々に心を奪われていくのが傍目からでもよくわかった。 「あっ! 落ちちゃった……」 「でも、これでもう花火も怖くなくなったやろ」 「うん、少しだけ」 「今度はあっちで大きめの花火をつけるけんね」 リベットの頭をポンポンとした衣梨奈がその手を引いて連れていき、 その男前な姿に周囲から様々な感情の入り混じった密かなため息が漏れた。 「実はね、聖も魔法が使えるんだよ! エターナルフォースブリザード!! 私が操っている!!」 設置型の花火にドヤ顔で手をかざす聖。 「待ってうちライター点けれん」とヘタレなことを言いだす里保。 勢いよく噴き上がる火花に、みんなキャッキャと騒ぎまくる。 そして残った最後の一つ。苦戦しながら聖がどうにか着火したが、 そんな時に限って不発でちょろっと火花が上がっただけで終わってしまい、 腰砕けの笑いとともに花火の時間も終了を迎えた。 ○ ♪素直に伝えよう楽しくやろう 君はその手を絶対に離さないで 心を大きく許し許され 誰に出会っても仲間になろう~ 暗闇が周囲を覆う中、キャンプファイヤーの炎が緩やかな風に揺らめく。 それを半円状に囲んで座り、身体でリズムを取りながら9人で柔らかく合唱する。 ♪NANANA・・・ 曲のラストの締めが上手く揃わないのを強引に終了させて、最後は笑い交じりとなった。 みんなあえて言葉を発しようとはしない。 それでもまったく違和感を覚えることがない、ただ一緒にいるだけ、 それだけで十分だと思えるような、穏やかな時間がそこには流れていた。 その時、リベットの身体が傾くと、隣の遥に寄り掛かってきた。 「リベットももう眠くなっちゃったね」 「……ううん、まだ眠たくない」 そう強がるリベットだったが、舌っ足らずな喋りもフラフラと揺れ続ける身体も、 全てが眠気の限界であることをはっきりと示していた。 「子供はもう寝る時間だよ」 自分のことは棚に上げて諭す遥に、精一杯の抵抗を試みる。 「やだぁ、みんなと一緒にいるもん」 「そんなワガママ言わない」 「だって……。こんな楽しいこと今までなかったんだもん。 まだまだずっと一緒にいたい」 拗ねたような甘えたような口調で遥に縋り付いてくるリベット。 それを聖が羨ましそうに見つめていた。 「大丈夫。今日はゆっくり寝てさ、元気になったら明日また一緒に遊べばいいじゃん」 「明日……」 気落ちした声で呟いたリベットだったが、潤んだ瞳を遥に向けて念を押してくる。 「本当に、リベットとまた遊んでくれる?」 「もちろん!」 「約束だからね。ずっと……楽しみに待ってるから…………」 ようやく安心したように目を閉じたリベットが、 遥の膝を枕にしてすぐに穏やかな寝息を立て始めた。 そんなリベットの髪をゆったりと撫でつける遥。 ほっこりとした光景に、嫉妬に眉を顰める優樹以外の顔がほころぶ。 「うーん可愛いなぁホントに」 「よっぽど楽しかったんだろうね」 「でもこうして寝顔を見てると、まるで赤ん坊みたいやね」 「でっかい赤ちゃん、ジャイアントベイビーだ」 里保の命名に、みんなから賛同の笑いが巻き起こる。 そんな緩やかな空気にスッと入りこむように、闇の中から不意に声が響いた。 「そうだね、よくわかってるじゃない」 それは突然だったが、あえて後方を確認するまでもない みんなにとってよく聞きなれた声音だった。 「みっしげさん!」 予想通り、闇の中から姿を現したのはさゆみだった。 「みにしげさん遅い~!」 優樹が素早く立ち上がるとさゆみの腕を掴んでもたれかかる。 「ごめんね、色々準備とかに忙しかったから。まーちゃんは一日楽しめた?」 「うん、とっても!」 「それはよかった」 優樹の即答に、さゆみも笑顔で頷く。 さゆみも加わりその場の雰囲気も落ち着いてきたところで、 春菜がかねてからの疑問を口にした。 「今日のことについて色々道重さんにお聞きしたいのですが……。 まずさっきの『よくわかってる』というのはどういう意味でしょうか?」 「どういう意味って、そのままなんだけどね。 その娘、リベットのことをジャイアントベイビーって言ってたでしょ。 だからみんなよくわかってるなって」 「??」 そのままと言われてもその意味がよく理解できず、 頭にクエスチョンマークを浮かべて顔を見合わせる一同。 「ごめんなさい、もう少し噛み砕いて説明して頂けるとありがたいのですが……」 さゆみの返答は、みんなにとってまったく想像が及ばないものだった。 「だから、リベットはジャイアントベイビーなの。巨神族の赤ん坊。 みんなと同じくらいの年齢に見えるけど、まだ生まれたばかりの赤ちゃんでね、 これから成長していくと今より何倍も何十倍も大きくなっていくのよ」 「……は?」 意味が理解できないにさらに想像もつかないが加わり、みんなして混乱に襲われる。 そんな空気をどうにか打開しようと春菜がさゆみに助けを求めた。 「すみませんが、リベットのこと、そして今日のことについて一からお話し頂けませんか? このままだと誰もついていけずパニック状態が続きそうなので」 「みんなには馴染みのない話だから、寝耳に水なのも仕方ないかな。 まあ世の中にはこんな一面もあるんだって、軽く聞き流してもらえば十分なんだけど」 そんな前置きの上で、さゆみがまず発端から話し始める。 「つい最近のことなんだけどね。天界に住まう巨神族に久しぶりに赤ん坊が生まれたの。 人間界とは時の流れが違うからあれなんだけど、簡単に言うと何百年ぶりに誕生した 新たなる命ということで、それはもう大事に大事に育てられていたんだけどさ」 「えっと……それがつまりリベットということなんですね」 「そういうこと」 亜佑美の問いかけに頷きを返すさゆみ。 あまりにもスケールが大きくファンタジーに満ちた信じがたい話だったが、 そこでふとスイカ割りでリベットがスイカとバットを粉砕した光景を思い出し、 なるほどあの馬鹿力はその出自が原因だったかと、亜佑美は内心で納得した。 「ただ、大事にするのはいいんだけど、喜びのあまりついやりすぎちゃったんだよね。 束縛しすぎで息が詰まるほどに自由を奪われたリベットの不満がついに大爆発。 困り果てた巨神族の大人達から、どうにかしてリベットの機嫌を直してやってほしいと SOSが発せられたってわけ」 「あーね。でもどうしてそれが道重さんの元に回ってきたんですか?」 「そう、そこが一番の問題なのよねぇ」 大げさにため息をついたさゆみが、やるせない表情で夜空を見上げた。 「さゆみの先輩にね、天使の血……えっとつまり天界と縁の深い人がいてね。 その人からの要請でさゆみに話が巡ってきたのよ。 『この頃さゆは子守りに熱心なようだからちょうどいいっしょ』とか そんな軽い感じでこんな面倒を押しつけられても困……ゴホン。 今のは聞かなかったことにしといてくれるかな」 途中からただの愚痴になってることにどうにか気づいたさゆみが、 咳払いとともに無理やり取り繕う。 「なるほど、昨日道重さんがおっしゃっていたしがらみというのは、 そういうことだったんですね」 「うん。そこまでわかれば、昨日のさゆみの様子を知ってるはるなんなら その後の流れも想像がつくでしょ」 急に話を振られた春菜が、授業中にいきなり指名されたような緊張感を伴いながら 懸命に頭をフル回転させていく。 「あの時あそこにいたのは、遊びに行けず欲求不満を爆発させたまーちゃんでした。 リベットとまーちゃん、2人の要望は大きくまとめるとほぼ同じ。 とにかく自由気ままに思いっきり遊んでストレス発散したい。 ならば2人を含めたみんなで存分に遊べる場所を用意して後は好きにさせれば、 それだけでどちらの要望も解決できるだろうと。 それが『2つの面倒を上手に掛け合わせると案外うまくいく』という言葉の真意なんですね」 「ご名答。 そこからは天界と連絡を取って、この場所の準備を整えて、 そしてふくちゃんに一日の進行役をお願いしたのよ」 「なるほど、当日のお守り役を譜久村さんに押し付ければ 道重さんの面倒も随分軽減されますもんね」 「そうそう、準備だけで十二分に面倒くさいんだから お守り役くらい押し付けてゆっくりさせてもらっても……ってはるなん」 「ご、ごめんなさい口が滑りました」 さゆみに睨まれて首を縮こませる春菜の様子が滑稽で、みんなから笑いが零れる。 「ところでこの場所は一体なんなんですか? 裏山の中にこんなところがあるなんて、ハル達初めて知ったんですけど」 「ああここは、天界と人間界の狭間にある精霊界の隠れ里。 さゆみの隠れ家の一つでね、居心地をよくするため事前に色々手を加えてるから リベットを招待するにはちょうどよかったんだよね」 みんなの表情がようやく納得の色を帯びてくるのを見て、 そこでさゆみが本題へと話を進めていった。 「まあ今日の目的はみんなに楽しんでもらうことだったから、 そんな背景はどうでもいいんだけどね。 みんな一日満喫できたようだし、これでリベットとはお別れだよ」 「えー!!」 「リベットの家族も心配して待ってるからね。 まーちゃんも家族に迷惑をかけちゃ悪いってことはよくわかるでしょ」 さゆみに諭され、不満顔はそのままながら優樹が口を閉ざした。 その様子を微苦笑で見守ったさゆみが、手にしていた小さなゆりかごを地面に置く。 指を一つ鳴らすと、ゆりかごは一瞬にして大人一人が楽に入るほどの大きさになった。 さゆみの指示で、リベットをゆりかごの中に寝かせる。 スヤスヤと穏やかな顔で熟睡するリベットの周りを、みんなで取り囲んで別れを惜しんだ。 さゆみの手の動きに合わせて、ゆっくりと浮かび上がり夜空へ上昇していくゆりかご。 その様子をみんな、黙ったまま目を離すことなく見つめていた。 ゆりかごは最後、雲の切れ間に吸い込まれていく。 それはただの幻だったのかもしれない。 でも、姿を消す直前にとてつもなく大きな手が雲の切れ間から伸び、 スッとゆりかごを掬い取っていくのを、みんな確かに目にしたように思えた。 「行っちゃったね、リベット」 「うん……」 別れの寂寥感に浸りしんみりする中、優樹は独りボロボロと涙を零していた。 「まーちゃんも気持ちはわかるけどそんなに泣かないで」 「リベットと明日また遊ぶって約束したのに……。その約束が果たせないよぉ」 そういえばそうだと、困ったように顔を見合わせる一同。 そこに助け舟を出したのはさゆみだった。 「うーん、明日また遊ぶのは確かにもう無理だね。 でもリベットも自由にできるのは今日一日だけだって事前にわかってたから、 無理だってことも承知の上だったと思うよ。 今回のような例外は別にして、天界から外の世界に出てくるってのは難しいけど、 その上でリベットがみんなに『また遊んで』と言ったのなら、 もしかしたら今後その願いが叶う可能性もあるんじゃないかって気はするけどね」 「どういうことですか?」 「もし本当にリベットがみんなと遊びたいという気持ちを強く持ち続けているのなら、 自分の魂の一部を次元の彼方へと開放するという方法を取るかもしれない。 リベットの願いの強さが奇跡を起こして、いつか次元を超越し、天界と人間界の壁を越えて、 リベットの魂の一部を受け継ぐ娘がみんなの前に現れてもおかしくないかなって。 実現したとしてもその娘が今日のことを覚えているかはわからないけど、 巨神族っていうのは本来、それくらいの能力を普通に持ち合わせている種族だから」 「じゃあまたリベットと遊べるの? ちゃんと約束を果たせるの?」 「そうだね。いつになるかわからないけど、その時が来るまで楽しみに待ってようか」 「今後会う時はリベットもこーんなにでっかくなってるのかな」 「いやいや、次に会えるとしてもあくまで人間としてだから、 普通に今日のような可愛い女の子でしょ」 両手を精一杯伸ばして大きさを表現する優樹に呆れたように遥がツッコみ、 ようやく笑顔が戻った優樹の姿に周囲から安堵混じり笑い声が上がる。 「でも……本当に楽しみだね」 「うん!!」 あくまでさゆみが可能性として話しただけのリベットとの再会だったが、 みんなの想像の中では、まるで当然決まっていることのように リベットと楽しそうに戯れる未来がはっきりと映し出されていた。 (おしまい) ※参考 DVD MAGAZINE Vol.74ダイジェストhttp //www.youtube.com/watch?v=PNzp9NT0h7o DVD MAGAZINE Vol.76ダイジェストhttps //www.youtube.com/watch?v=kkOOHJMoVj0